第31章 好敵の発破
オタク君が、轟君の懐に踏み込んだ。
薙景
「轟君の動きが鈍くなってる」
風利
「え、スタミナ切れ?それとも、“個性”の負荷とか…」
恐らく後者…身体に霜が出来た後から。
オタク君も、よく轟君の動きを見てた…
轟
(右足上がった瞬間に……こいつ)
緑谷
「イメージ…電子レンジの…爆発…しない……爆発…しない…!しない!!!(ブツブツ」
GUSH──SMASH
オタク君が、超パワーで轟君の腹を殴り飛ばした。
ドドドドッ
プレゼント・マイク
《モロだぁーーー‼︎生々しいの入ったあ‼︎》
それも、右手で。
緑谷
「ぐぅう‼︎」
轟
「はっ…くっ…」
本当に無茶するなオタク君…!