第30章 友達の激励
爆豪君が負けてたら、風利は残念に思っただろうけど…今みたいな表情は、きっとしない。
──風利は、麗日さんに勝って欲しいと思っていた。
薙景
「後悔するくらいなら、今行けば良い」
風利
「!……うん」
風利は立ち上がると、控え室に行く為オタク君を追いかけてった。
薙景
「ったく…」
我が妹ながら、面倒臭い性格してるよ。
数分後、爆豪君がこっちに戻って来た。
瀬呂
「おーう、何か大変だったな、悪人面‼︎」
蛙吹
「組み合わせの妙とは言え、とんでもないヒールっぷりだったわ、爆豪ちゃん」
爆豪
「うぅるっせえんだよ黙れ‼︎」
薙景
「ヒーロー志望がヒーローからブーイング受けてたしね〜…ブフッ」
思い出しただけで笑える。
爆豪
「笑うなシラガ‼︎」
薙景
「ごめんごめん(笑」←反省ゼロ