第29章 対等の相手
プレゼント・マイク
《しかし正直、俺もそう思─》
ガッ
プレゼント・マイク
《わあ肘っ》
風利
「…⁉︎」
マイク先生どうしたんだろ…
相澤
《今、遊んでるっつったのプロか?何年目だ?》
「「!」」
相澤
《シラフで言ってんなら、もう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ》
緑谷
「相澤先生…⁉︎」
相澤
《ここまで上がって来た相手の力を、認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねえんだろが》
相澤先生の言葉を聞いて、プロヒーローからの野次は止まった。
薙景
「本当、相澤先生はカッコ良いね〜」
風利
「うん…」
私もスッキリした。
これでまた、集中して観られる。