第29章 対等の相手

〜風利 side〜


プレゼント・マイク
《“個性”ダダ被り組‼︎鉄哲VS切島、真っ向勝負の殴り合い‼︎制したのは───》


ずーっと拮抗状態が続いてた、切島君と鉄哲君は…


ドサッ


最後に互いに殴り合って、そのまま同時に倒れてしまった。


ミッドナイト
「両者ダウン‼︎引き分け‼︎」


引き分け…⁉︎


薙景
「マジか」


風利
「Σわっ、姉さん」


いつの間にか戻って来てたらしい、気付けば姉さんが隣の席に居た。


ミッドナイト
「引き分けの場合は、回復後簡単な勝負…腕相撲等で勝敗を決めて貰います！」


切島君と鉄哲君は、それぞれリカバリーガールの元へ運ばれて行く。


蛙吹
「次、ある意味最も不穏な組ね」


耳郎
「ウチ、なんか見たくないなー」


緑谷
（頑張れ、麗日さん…）