第4章 “個性”把握テスト
《ヨーイ…》
青山
「“個性”を使って良いってのは」
クラウチングスタートの姿勢を取る芦戸さんと違い、青山君は何故か後ろを向いた。
《START!》
青山
(こういう事さ!✧)
THOOOM
芦戸
「Σ!」
青山君は、お腹からビームを出し、その推進力でコースを飛んでった。
でも、ゴール手前でビームが切れ、青山君は背中から落下。
その間に芦戸さんがゴールし、青山君はもう一度ビームを出してゴールした。
《5秒51》
結局芦戸さんのがタイム速かった。
青山
「1秒以上射出すると、お腹壊しちゃうんだよね✧」
だから落ちたと。
((なんだこいつ))