第4章 “個性”把握テスト
第1種目:50m走
《3秒04、5秒58》
教室で爆豪君と言い争ってた飯田君と、黒髪女子の蛙吹さんの結果だ。
飯田君の“個性”は、脹脛にエンジンのようなものが付いてて…スピード加速が素晴らしかった。
飯田
(50mじゃ3速までしか入らんな…)
相澤
(まあ…水を得た魚。他がどうするかが見ものだな)
蛙吹
「ケロ…」
蛙吹さんは、蛙みたいな“個性”で大きいジャンプを連続してったから、走らなくても良いタイムが出た。
麗日
「ひーー(汗」
《7秒15》
尻尾を持つ尾白君と、ショートボブ女子の麗日さんは、どちらもタイムは普通だった。
麗日
(あ、でも、中学の時より速くなった)
種目と“個性”の相性が良くなかったのかな。
青山
「フフ…皆、工夫が足りないよ✧」
次は…なんかキラキラ飛ばしてる青山君とやらと、髪や肌がピンク色の芦戸さんだ。