第25章 最終種目
薙景
「いや寝ないよ。流石にこの騒音の中じゃ寝れないし」
風利
「姉さんは、何処に居ようが2分暇だったら寝ちゃうから」
切島
「そんな直ぐ寝んのか薙景って!」
薙景
「…そこまで馬鹿じゃないよ」
言い返せはしないけど…
薙景
「1回戦は、オタク君と…いつかの普通科の男子か」
取り敢えず話を変える。
風利
「心操君。奏君と同じクラスなんだって」
さっき奏から聞いたらしい。
風利
「姉さんは、彼をどう思う?」
薙景
「んー…」
どうって言われても…彼の事殆ど知らないしな〜。
薙景
「まぁ…」
うちのクラスまで宣戦布告に来て、更にここまで勝ち上がるくらいだから…
薙景
「気概と実力は、相当あるんじゃない」