第25章 最終種目
プレゼント・マイク
《よーし、それじゃあトーナメントは一先ず置いといて、イッツ束の間。楽しく遊ぶぞレクリエーション!》
風利
「姉さんは、レクリエーション出るの?」
薙景
「出ない。終わるまで寝る」
風利
「あはは、言うと思った」
参加しない生徒が退がり、レクリエーションが始まった。
私は、透ちゃんに誘われて、他の皆と一緒にレクリエーションの応援をした。
風利
「緊張紛れて良いし…」
この恰好で何もしないのも、峰田君達に負ける気がして嫌だから。
レクリエーションの内容は、大玉ころがしと借り物競走。
耳郎
「あれ見て。峰田の奴、なんか凄い顔してる」
蛙吹
「借り物のお題、そんなに難しいものなのかしら」
風利
「絶望を物語った顔だね…よほど無理難題に当たったのかも」
八百万
「私達を騙した罰ですわ」
悪い気もするけど、私もいい気味だとか思ってしまった。
…後から聞いて知ったけど、峰田君のお題は『背脂』だったらしい…ドンマイ。