第25章 最終種目
葉隠
「風利ちゃん、落ち着いて。怒るとストレス溜まっちゃうよ?」
風利
「透ちゃん…」
葉隠
「まァ本戦まで時間空くし、張り詰めててもシンドイしさ…いいんじゃない⁉︎やったろ‼︎」
透ちゃんは、そう言って勢い良くポンポンを振った。
蛙吹
「透ちゃん、好きね」
風利
「尊敬するよ…」
私は怒りしか湧いて来ないのに。
マイク
《さァさァ、皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目。進出4チーム総勢16名からなる、トーナメント形式‼︎一対一のガチバトルだ‼︎》
ミッドナイト先生が、お立ち台の上に立った。
切島
「トーナメントか…!毎年テレビで見てた舞台に立つんだあ…!」
薙景
「あれ、去年トーナメントだったっけ?」
瀬呂
「形式は違ったりするけど、例年サシで競ってるよ」
風利
「去年は、スポーツチャンバラだったよね」
薙景
「あー、相手の体に棒を当てるやつか…あんま覚えてないわ」
姉さん寝落ちしてたもんね。