第24章 罪悪感
風利
「い…いきなり何すんのよ‼︎」
どうやら掌の爆破を、私の耳元でやったらしい。
風利
「鼓膜破れたらどうしてくれんのよバカ豪‼︎」
爆豪
「誰がバカだクソカマキリ女‼︎」
風利
「かっ…カマキリって呼ぶな‼︎人の名前くらい良い加減覚えてよ‼︎」
爆豪
「てめェなんざカマキリで充分なんだよ」
私にもカマキリにも失礼過ぎる!
風利
「じゃあアンタもバカ豪で良いじゃない。実際馬鹿だし」
爆豪
「んだとコラ殺すぞカマキリ女‼︎」
風利
「バカ豪」
爆豪
「あ゙あ⁉︎」
風利
「これから、アンタが私をカマキリって呼ぶ度に、私はアンタをバカ豪って呼ぶから」
ちょっとかっこ悪いけど…これは意地だ。
風利
「私の名前は、八剣風利よ」
それだけ言って、私は席に座り直した。