第3章 入学と再会
相澤
「じゃあ、〝個性〟を使ってやってみろ。円から出なきゃ何しても良い。早よ、思いっきりな」
円の中に立った人質君もとい爆豪君が、ボールを手に構えた。
爆豪
「んじゃまぁ」
確か爆豪君は、爆発の〝個性〟を持ってる…
爆豪
(球威に爆風を乗せる──‼︎)
爆豪君が、振りかぶり、
爆豪
「死ねえ!!!」
FABOOOM
掌に爆発を起こし、ボールを吹っ飛ばした。
薙景
「おー、凄い飛んでったね」
風利
「でも、死ねって…」
相澤先生が、爆豪君の記録を見せてくれた。
爆豪君の記録は、705.2mだ。
相澤
「先ず、自分の『最大限』を知る。それが、ヒーローの素地を形成する合理的手段」
成る程、学校や先生だけじゃなく、私達自身の為でもあるテストなんだ…