第3章 入学と再会
「あ!そのモサモサ頭は‼︎地味めの‼︎」
教卓側の入口に目を向けると、私は再び驚いた。
実技試験の時、私の隣に座ってた…演習でギミックを破壊した、ソバカスの人が居たから。
受かってたんだ…良かった。
薙景
「あ!オタク君も居るじゃん!」
「え?…Σああ!貴女はあの時の!」
その人とも知り合いなの⁉︎
薙景
「久しぶり〜。また会えて嬉しいよ」
「こ、こちらこそ…あの時は、本当にありがとうございました!」
薙景
「いえいえ」
「わー、真っ白!」
あの子は、ソバカスの人に救けられた茶髪の人…
「綺麗な髪だね!」
薙景
「そう?ありがと」
姉さん…意外とクラス馴染めるかも。