第3章 入学と再会
ガラッ
?
「はよー」
教室に一人の生徒がやって来た。
風利
「おはよう」
その赤髪の人に、私は返事を返す。
薙景
「ZZZ…」
姉さんは未だ眠り続けてる。
?
「あー!なんだ、一番乗りじゃなかったかー」
風利
「あはは、一番が良かったの?」
?
「初日に一番乗りってテンション上がるだろ?別に拘ってた訳じゃねーけど」
赤髪の男子生徒は、自身の席に鞄を置くとこちらに歩み寄った。
?
「つか、そっちの女子はずっと寝てんのか?」
風利
「昼寝が趣味だから…朝だけど」
?
「ブッ、趣味って!」
笑われてる事に気付かず、姉さんは眠り続ける。