第3章 入学と再会
〜風利 side〜
入学初日…早朝から家を出た姉さんと私は、この度入学した雄英高校に登校した。
風利
「1-Aだって。同じクラスで良かったね」
薙景
「んー…」
クラス分けされた1年A組の教室に入る。
風利
「まだ誰も来てないね…」
薙景
「ねむ…寝る」
窓際1番後ろの席に姉さんが座り、私はその隣の席に座った。
座ると共に、姉さんは机に突っ伏す。
風利
「姉さん、寝てちゃクラスメートに失礼になるよ」
薙景
「んな事より睡眠欲優先〜」
そう言うと、早速姉さんは寝始めた。
私は、言うのを諦めて溜息を吐く。
姉さん、またクラスに馴染めなかったりして…
私は、鞄から本を取り出し、暇だから読書を始めた。