第19章 雄英体育祭
私が…飛ぶか倒すか考えてた間に…
風利
「姉さんが…」
私が…高く飛ぶより倒す方が良いと決めた時には、既に…
風利
「抜けていた…⁉︎」
高く飛ばず…低い位置の隙間を縫って…!
プレゼント・マイク
《どっちもアレだな‼︎なんかもう…ズリィな‼︎》
風利
「スピードは互角なのに…」
動きの瞬発力…咄嗟の判断力…危険を顧みない度胸…
風利
「負けてばっか…」
──でも!
風利
「いつまでも負けてられない…!」
ヒュッ
私は、飛び上がり、倒壊したロボの上を進んだ。
風利
「直ぐに追いつく…追い抜いてみせる!」
姉さんに…勝ちたい!