第18章 似た者同士
〜薙景 side〜
食堂で一人、ラーメン(3杯目)を食べてると…
カタッ
薙景
「?」
目の前の席に、轟君が座った。
薙景
「モグモグ ゴクン)…轟君、なんか用?」
轟
「………」
轟君は、無言でツユにネギを入れてる。
薙景
「あれ、違った?この辺他にも席空いてんのにそこ座ったから、何かあんのかと思ったんだけど」
自意識過剰?
轟
「…お前の“個性”…」
なんだ、用あるんじゃん。
轟
「治癒能力もあんのか?」
薙景
「!」
あー、そうだった…轟君には見られたんだよな、アレ…