第17章 ヒーロー志望
一昨日の襲撃…その主犯格の敵(ヴィラン)死柄木に、姉さんは名前を呼ばれてた。
私も、妹って呼ばれた…
八百万
「薙景さんが、敵(ヴィラン)の仲間なのではと…先程まで話していました」
飯田
「八百万君‼︎」
八百万
「疑いたくはありませんが、確かめませんと…」
薙景
(うーわ、デジャブだわ〜…)
風利
「姉さん…」
姉さんの心配で頭いっぱいで、忘れてたけど…姉さんと死柄木の関係って…⁉︎
私が姉さんを見ると、姉さんは片手を上げて頭を掻いていた。
薙景
「誰が喋ったのかな…」
「「………」」
薙景
「まぁ、誰でも良いけどさ…あんまベラベラ喋んないで欲しかったな」
え…
薙景
「誤解されたら面倒だし」
「「!」」