第15章 プロの本気
オールマイト
「〝無効〟でなく〝吸収〟ならば‼︎限度があるんじゃないか⁉︎」
オールマイトは、絶え間無く拳を打ち込み続ける。
オールマイト
「私対策⁉︎私の100%を耐えるなら‼︎更に上から捩じ伏せよう‼︎」
薙景/緑谷
「!」
オールマイトの口から血が流れた。
緑谷
(血を吐きながら…‼︎全力で…‼︎ただ滅多やたらに撃ち込んでるんじゃない!)
既に活動限界ギリギリの上、怪我までしてるのに…
緑谷
(一発一発が全部‼︎100%以上の…‼︎)
オールマイト
「ヒーローとは、常にピンチをぶち壊していくもの!」
ラッシュが止まって、オールマイトが大きく拳を構える。
オールマイト
「敵(ヴィラン)よ、こう言う言葉を知ってるか!!?──更に向こうへ‼︎Puls Ultra‼︎」
脳無の腹に、オールマイトの渾身の一撃が撃ち込まれた。
脳無の体は、
ドガァ…ン
ドームの屋根を割って、外まで吹っ飛ばされていった。