第2章 妹の出会い
風利
「私の“個性”は、四肢剥き出しのが使い易いから」
「そ、そうなんですね…」
私は、腕を伸ばしたりして、軽く体をほぐした。
彼は、ガチガチのまま何処かに向かい、その途中でまた眼鏡の人に注意されていた。
その様子を見てた他の受験生達の、表情が少し柔くなる。
彼は完全にナメられてるみたい…
プレゼント・マイク
《ハイ、スタートー!》
風利
「!」
「「ん?」」
ヒュッ
私は、“個性”で足元に風を発生させ、風で加速しながら市街地の中に走り出した。
プレゼント・マイク
「どうしたぁ⁉︎実戦じゃカウントダウンなんざねえんだよ‼︎走れ走れぇ‼︎」
他の受験生達は、スタートコールに気付かなかったみたい。
プレゼント・マイク
「賽は投げられてんぞ!!?」
でも直ぐに、他の受験生達の足音が聞こえて来た。