第13章 姉の苦闘
オタク君の超パワーパンチが炸裂した。
緑谷
(やった…)
舞い上がった砂埃が晴れる。
緑谷
「え……」
オタク君の前に居るのは…オタク君のパンチを受けたのは…弔ではなく脳無だった。
緑谷
(速っ…いつの間に…ていうか、効いて…ない…⁉︎……まさか…)
死柄木
「良い動きをするなあ…スマッシュって…オールマイトのフォロワーかい?」
〝ショック吸収〟の効果で、脳無にダメージはいってない。
死柄木
「まぁ、いいや君」
脳無が、オタク君の腕を掴んだ。
同時に弔が、再度蛙吹さんと峰田君に手を伸ばす。
薙景
「オタク君‼︎」
スッ トッ
緑谷
「!八剣さ…⁉︎」
私は、さっきと同じ要領で、オタク君を掴む脳無の手を斬り落とした。