第13章 姉の苦闘
薙景
「………」
生徒の一人がここから脱出した…
応援を呼ぶ為に、13号先生や他の生徒が黒霧を足止めしたのか…
脱出したのは誰だ…スピードのある飯田君か風利か…?
まぁ、どっちにしろ…じきに応援が来るって事だ。
死柄木
「はーー…」
弔が、右手で自身の首を掻く。
死柄木
「はあーーー」
やがて両手で掻き出した。
死柄木
「黒霧、お前…お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ…」
私は、警戒したまま、2人を見つめる。
死柄木
「流石に、何十人ものプロ相手じゃ敵わない。ゲームオーバーだ。あーあ…“今回は”ゲームオーバーだ」
薙景
「!」
今回は…?
まるで、次回があるみたいな言い方…