第13章 姉の苦闘
「何言ってんだこのガキィ‼︎」
「巫山戯てんのか‼︎」
わ、囲まれた。
相澤
「八剣‼︎何で戻って来た‼︎」
敵(ヴィラン)との攻防の最中、相澤先生が私に怒号を上げた。
薙景
「先生のピンチに駆けつけるとか、ヒーローっぽいかなーっと思いまして」
私は、敵(ヴィラン)を蹴散らしながら答える。
「何だこの女…‼︎」
風より速く動く私を、こいつらは捉えられない。
重く打つナイフを、こいつらの体は耐えられない。
「バケモノかよ‼︎」
薙景
「せーかい」
ドッ
薙景
「私は…鬼だよ」
なんちゃって。