第11章 RESCUE
お芝居風に頭を下げる13号先生に、歓声と拍手が起こった。
本当、素敵な話だった……耳を塞ぎたくなるくらい…
13号
「そんじゃあ先ずは…」
その時、
薙景
「!」
風利
「……?」
私の体に悪寒が走った。
相澤
「!──ひとかたまりになって動くな‼︎」
風利
「え?」
相澤
「13号‼︎生徒を守れ」
階段を下りた先の広場にある黒いモヤ…そこから出てくる幾つもの人の姿…
!あのモヤ…あいつは…‼︎
切島
「何だアリャ⁉︎また入試ん時みたいな、もう始まってんぞパターン?」
皆が、それを見て不思議そうな顔をする。
相澤
「動くな‼︎あれは──敵(ヴィラン)だ!!!!」