第2章 妹の出会い
私の右隣の席の男子が、プレゼント・マイク試験管に感動の言葉を漏らしてる。
「ラジオ毎週聞いてるよ。感激だなあ!」
風利
「詳しいんだね」
「Σえ、あ、えっと…」
私が声をかけたら、ソバカスのその人は何故か慌て始めた。
「あ、う…(女子に話しかけられた!)えっと…ゆ、雄英の講師は皆…ぷ、プロのヒーローなん、です」
風利
「へー、そうなん「煩え」
その人の更に隣に居る、目付きの悪い男子が、私の返事を遮り舌打ちをした。
…煩くしちゃったこっちが悪いけど、舌打ちするのはどうかと思う…
プレゼント・マイク
「入試要項通り!リスナーには、この後!10分間の『模擬市街地演習』を行って貰うぜ‼︎持ち込みは自由!プレゼン後は各自、指定の演習会場へ向かってくれよな‼︎O.K.⁉︎」
私は、受付で渡された紙に目を落とした…紙には、指定の会場が記されてる。
「同校(ダチ)同士で協力させねえって事か」
「受験番号連番なのに、会場違うね」
「見んな殺すぞ」
殺っ…⁉︎