第10章 マスコミ騒動
緑谷
「まさか…!」
飯田君が、胸を張りながら眼鏡を直した。
飯田
「それが俺の兄さ」
麗日
「あからさま!!!」
緑谷
「凄いや!!!」
へー、飯田君てインゲニウムの弟なんだ。
飯田
「規律を重んじ、人を導く、愛すべきヒーロー‼︎俺は、そんな兄に憧れヒーローを志した」
そんでこんなパッキリした感じに…ナルホドね。
飯田
「人を導く立場は、まだ俺には早いのだと思う。上手の緑谷君が就任するのが正しい!」
麗日
「…なんか、初めて笑ったかもね、飯田君」
飯田
「え⁉︎そうだったか⁉︎笑うぞ俺は‼︎」
薙景
「いや、あんま笑うイメージ無いな」
飯田
「Σなぬ‼︎」
笑顔は結構爽やかなんだね。
緑谷
(僕にとってのオールマイトが、飯田君にはインゲニウムなんだ!でも、やっぱり…)