第9章 反省会と涙
〜薙景 side〜
涙跡流しに行った風利を、教室で待つ事数分…私は、襲ってくる眠気と闘っていた。
眠い…寝たい…早よ帰って寝たい。
ついにウトウトし始めた…その時、教室の扉が開いた。
薙景
「!…?」
教室の中に入って来たのは、轟君。
風利かと思ってたから驚いた…眠気ちょっと飛んだ。
轟
「八剣…?」
薙景
「やっほ、轟君」
轟
「何で残ってんだ」
薙景
「風利待ってるんだよ〜。てか、轟君は何で戻って来たの?」
轟
「忘れ物取りに来た」
轟君は、自分の机に向かうと、その中からペンポを取り出した。
轟君が忘れ物…帰る途中で気付いて学校に戻る…
…なんかシュールな図だな〜(笑)