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瓜ふたつの人が同じ人に恋をした

第25章 休暇


今日は非番!なので土方さんをデートに誘おうと思っています!!!
総悟にもらった映画のチケット!近藤さんからもらったレストランのお食事チケット!
そして!土方さんのために買ったワイシャツ!ごはんを食べた後にこれを渡せばまじかんぺきっ!!!

『十四郎〜。今日非番でしょ?ちょっと私に付き合ってよ!!っていうかでかけよ!!』
土方「はぁ〜。ったくしゃぁねぇな。」
『綺麗な格好してよね!!!』

私はそう言うと、自室へダッシュへ戻る。そして、タンスの中からウグイス色の落ち着いた着物を取り出し、それを着る。普段気ないから違和感しかない。私は着物に合う簪を選び、それで髪を結い、土方さんの元へ行く。

『準備出来た?』

土方さんは目を見開いた。やっぱり似合わないかなぁ。というより!土方さんがすっごいいいかっこうしてる!!男物の着流しじゃなくてしっかりとした着物を着ている!!かっこいい!

『やっぱり似合ってない?』
土方「いや。そんなことはねぇ。行くぞ。」

そう言われ私の前を歩く、土方さんの後ろについていく。

私達は「えいりあんVSヤクザ」を見た。
以外に泣ける話だった。すごすぎた。土方さんは号泣。何かまた別の涙を流しています。

『十四郎。泣きすぎ。ほらっ!ご飯食べに行こ!』

私は十四郎の手を引いた。
そして、近藤さんにもらったお食事券のチケットが使えるレストランに来た。

私はレジでそのチケットを見せると、チケット特別の料理が出てきた。
とってもおしゃれで、キラキラしていた。
流石に思ったのか、十四郎はマヨネーズをかけずに食べていた。
うん。そうして。これからもそうしてほしいわ。


私達はご飯を食べ終わり、デパートでプラプラと買物をし、デパートから出てきた時はもう日が暮れていた。

私は、丘の高い展望台に連れてこられた。

土方「ここの景色はすげぇんだ。日が落ちるところが綺麗に見える。こういうの好きだろ?」
『うん!!ありがと!あっ!これっ!』

私は十四郎にワイシャツが入った袋を渡す

土方「!これは!」
『いつも頑張ってるでしょ?たまには自分の褒美くらい買ってもいいんじゃないかな?十四郎は真選組副長。おえらいさんなんだから!衣服くらい綺麗にしなよ!』
土方「ありがとうな」

そう言われ、私はニコッと笑いを返す。
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