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瓜ふたつの人が同じ人に恋をした

第21章 秘密。


「道満様。お客様です」
道満「通せ。」

『失礼する。お久しぶりです。道満様』
道満「久しぶり。ヨツバ。お前が帰ってきたということは結野家に戻るのか?」
『いいえ。私はあそこには戻りません。私には今の帰る場所がありますので。今日は挨拶をしに来たダケです。こちらにはまた改めてあいさつをしにきます。では。』

私は道満の元を離れ、結野家に行く。

銀時が晴明を殴りそうになっていた。それを全力で新八くんが止めている。

『やめなさい銀時。私はそんなこと望んでない。あなたが手を下すことはないわ』

私はそう言い聞かせ、銀時を止める。銀時は全身の力が抜けたのか、ぱたんと座った。

そして私は晴明の前に立ち、思いっきり頬をひっぱたいた。

クリステル「何するの!!!」
『私がこの力でどれだけ苦しんだかわかる!?唯一私を認めてくれたのは銀時と小太郎と晋助と兄さんだけよ!!!私はね!!寺子屋に来た邪鬼をこの陰陽師の力を使って消したのよ!!!そしたらみんな怖がって…嫌われてたものがもっと嫌われた!!!唯一一緒にいたのは四人だけよ!!!もう嫌なのよ!!!誰かを捨てるのも、嫌われるのも!!!だったら私はこれを隠し通すわ!!私は結野の人間にもならないし結野衆の陰陽師にもならない!!!私は武装警察真選組特別隊隊長吉田ヨツバ!!晴明!私はもうここに来ることはないわ!!!!帰りましょ!』

私は無理やり神楽ちゃんと新八くんの手を引っ張った。銀時は私の後をついてきた。

新八「ヨツバさん…」
『ごめんなさい。変なところ見せて。でもこれが現実。』

私達は屯所の前まで来ると屯所は大騒ぎだった

近藤「あっ!!!やっとかえってきた!!!なんで万事屋も!?まあいい!大変なんだヨツバ!街になんか変なバケモンが出てよぉ!」

私達はテレビの一部を見た。
そこには無数の邪鬼がいた。そして、晴明と道満も。
結野家、巳厘野家総員も。

『チっ!!!馬鹿な野郎だ!!!』

私は急いでパトカーを表に回す

『乗って!!銀時!あんたらも行くんでしょ!!!』
近藤「ちょ、待って!!!ヨツバちゃん!!」

私は近藤さんの声も聞かず、パトカーを走りださせる。

『本部に次ぐ。本部に次ぐ。至急市民を避難させなさい。危険だ。市民全員を避難させたあと、貴方達も逃げなさい。戦ってる陰陽師も連れてきいなさい。』
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