第11章 忘れた記憶(主人公変更編オリジナル)
そして私は段々と近藤さんと沖田くんに慣れていった。二人には触られても拒絶反応を起こさなくなった。でも土方さんはお見舞いには来ない。
そして退院の日。私は屯所に帰れず、前と同様妙ちゃん家で過ごすようになった。すまいるやお登勢さんのお店、万事屋の仕事もするようになった。
そして私は私の代わりに屯所にいる女のことについて調べようと思った。あの人ならたくさんの資料を持ってるはず…
佐々木異三郎なら。
そう思い、自分のケータイから異三郎に電話をかける
プルルルル
異三郎《はい。佐々木です》
『あっ!異三郎?私!』
異三郎《ヨツバさんですか。》
『わかるの!?』
異三郎《わかるも何もその声はあなたでしょう。それで、私に何か御用でも?》
『そうそう!明日会えない?私がそっち行くんだけど。』
異三郎《ええ。構いいませんよ》
『良かった!じゃあ、明日一時頃そっち行くわ。信女ちゃんにもよろしく!ポンデリング買ってくよって言っといて!じゃっ!』
そう言って、電話を切った。
銀時「おーい。ヨツバァー。めしぃー。」
『ハイハイ。ちょっと待なんし』
銀時「く・ちょ・う」
『あっ。』
私は吉原に売られていて口調が遊女の時のものになってしまう。癖だから気をつけていたけど気が緩むと戻ってしまう。
私はテキパキと夕飯を作ると、お登勢さんのお店へ向かう。
そしていつも通りにテキパキと仕事をこなす。
仕事が終わり、薄暗い夜道を歩いて家へ帰る。
毎日が大変だが私はこれが楽しくて仕方ない。
午前中、退くんと近藤さんと沖田くんが万事屋に来た。少し話をして、私はキッチンへ行く。銀時たちに見廻組のところへ行くと伝え、私はドーナツ屋へ向かう。信女ちゃんのおみやげだ。
そして私は見廻組を目指す。