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瓜ふたつの人が同じ人に恋をした

第7章 命をかけた任務


『あ、危ないので足元にお気をつけて』
そよ「綺麗。」

少し肌寒い。カゴの中は暑かったからジャケットも脱いでスカーフは取っていたのだ。ワイシャツの上に身につけてるものはベストのみ。寒いはずだ。

ガサガサっ

近藤「何者!?」
天人〈あらあら。バレちゃったねぇ。俺達はこいつの首を取りに来ただけだよ〉

その天人はそよ姫様を指差した
私は刀に手をかける。天人が私達を襲ってくる。
私は刀を抜き。相手を切らないよう攻撃を防ぐ。姫様の目に汚らわしい物を写させないため。私達はとうとう崖っぷちまで追い込まれた。私は海が嫌いだ。一回溺れたことがあり、そこからは入ることすらままならなかった。刀を鞘に収め、姫様に言った

『すみません。たくさん息を吸ってください』

私は姫様がたくさん息を吸ったのを確認すると、姫様を抱え、海に飛び込んだ。

バシャーン

土方「ヨツバァァァァァァァァ!!!!!」
あの人の声が聞こえた。

『ゲホッゲホッ』

なんとか岸に出た。

『そよ姫様!そよ姫様!』
そよ「ゲホッゲホッ」
『ご無事でしたか。』

私達が打ち上げられた場所は丁度かごを置いた崖から遠い岸だった。

『そよ姫様。早くこっちへ』

私は姫様を引っ張りかごのところまで行く。

私は自分のスカーフでそよ姫様をふき、着物を一枚脱がせ、私の隊服のジャケットをはおらせる。
運良く水と食べ物はある。

『これで風邪は引きませんから』
そよ「でも!ヨツバお姉さんが!」
『大丈夫です。なんとかは風邪を引かないって言いますので』

私は自分のポケットにおいてあった包帯を入れ、姫様の着物を持ち姫様とあるきだす。
今あそこには誰もいない。剣の音が聞こえない。死臭がする。
夜になり、私達は森の中で火を炊き、温まる。姫様の着物も乾かす。
私は寝ずに一夜を明かした。

『そよ姫様。お着物が乾きましたよ。』

私は着物を着せ、その上にジャケットをはおらせる。

そよ「なぜですの?もう着物は乾いて…」

私はシュルっと姫様の目に包帯を巻く

『ここからはものすごく汚れます。着物を汚してはダメですので。』

紅桜を手に取りバッタバッタと敵を切り倒してゆく。この間の天人の仲間だろう。
私は切り終わると走って行く。
何回も何回も天人を切っていく。紅桜を使いすぎたのか川に映る私の目は紅桜を収めても赤のまんまだ。
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