第32章 バレンタイン
土方「てめぇ!はめたのか!」
銀時「はめてませーんw本当のことですぅ〜!俺はしっかりバレンタインのケーキもらいましたぁ!」
あっ。言っちゃった。
土方「てめぇ。何人にあげてんだ。」
『お、お世話になった人たちだけだって!』
ぽんっと十四郎の方を銀時と新八と神楽ちゃんが叩いた。
そして私に聞こえないようにコソコソと話した。
その会話↓
銀時「俺達はケーキもらっててよ、他の奴らはクッキーもらってたぜ。」
新八「それがどういう意味かわかりますか?」
土方「どういう意味だ?」
神楽「あげるものには意味があるアル!」
新八「ケーキ類には特に意味はありません」
神楽「マカロンにはあなたは特別な人!クッキーにはあなたは友達って意味アル!」
銀時「チョコレートは特別な愛。つまり本命ってとこだ」
戻ってきた時の土方の顔は真っ赤だった。
『十四郎?』
土方「帰るぞ」
私は手を惹かれ、そのまま屯所へ戻ると十四郎の部屋へ連れていかれた
『十四郎?どうしたの?とうし…』
チュッ
私はキスをされていた。
チョコを食べたばかりからか、少し甘い。
『っはぁ。とうしろう?』
ギュッ
土方「ありがとな。すっげぇうまかった。ひでぇこと言っちまってすまねぇ。」
『ううん。十四郎が食べてくれたじゃん。私、それだけでうれしいから。』
私達は笑い合い、また愛が深まったことを確認し合った。