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巡り逢わせ【ONE PIECE】

第5章 ワニの家



「着いたー‼︎」
「やっと水が飲めるぞー‼︎」

クロコダイル討伐に進路を変えたルフィ達は、クロコダイルのいる”レインベース”へユバから北へまっすぐ、まる一日砂漠を歩いてようやく辿り着いた。

飲み水がない中砂漠を歩き続けた一味の喉は乾き切っていた、中でもルフィとウソップは町に着くなり一目散で水を買いに向かった。水の調達は二人に任せて残りの仲間はひと息つく事にした。


「あいつらに任せて大丈夫かな」
「お使いくらいできるでしょ、平気よ」
「そうかね…どうせまたトラブル背負って帰ってくんじゃねェのか?準備運動でもしといた方がいいぜ」

散々の言われように船長なのにお使いもままならないとはこの先大丈夫なのだろうかとユナは一人考える、がふと思い返してみても自分が乗っていた船の船長もたまに…いや、わりとトラブルを起こしていたなと懐かしく思う。

まぁ、成るように成るかとユナは皆んなと同じように通りから少し離れたところでひと息ついた。


暫くすると何やら町中が騒がしくなってきた。嫌な予感がするなとサンジが通りの方を見てみれば案の定ルフィとウソップが海軍に追われていた。


「ゲッ…あいつら海軍に追われてるぞ‼︎」
「ウソでしょう⁉︎──で何でこっちへ逃げてくんのよ‼︎」


ルフィ達がこっちに向かって逃げてくるものだから当然海軍もこっちへ向かって追ってくる、その海軍の中にエースとやりあっていたあの白髪の男の姿もあった。


「おいみんな‼︎海軍が来たぞォ‼︎」
「お前らが連れて来てんだよっ‼︎」


とりあえず逃げなければ、こんな所で捕まるわけにはいかない、町中を走り回ればB・Wに見つかる可能性があるが背に腹は変えられない…それにどうやら既に手遅れのようで、ゾロが此方を伺う怪しい視線を感じていた。



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