Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第4章 僕達の倦怠期
「こんくらいでいいか…?」
僕のお股で翔くんがポツリ言う。
ねぇ、それって僕に聞いてるの?
それとも…、門番さんに聞いてるの?
ふふ、やっぱり翔くんて面白いや。
「挿れるぞ?」
僕のお股の間から僕を見上げて、翔くんが言う。
「うん、来て?」
もう僕、待ちきれないから…
翔くんが身体を起こして、僕の両膝を脇に抱え直す。
そしてカチカチの翔くんの息子くんが僕のお股に宛がわれた。
流石に僕もちょっとだけ緊張しちゃう。
でもこの瞬間がホントは一番好きなの。
だって翔くんの緊張が、触れた部分から伝わってくるから…
僕と同じ気持ちなんだ、って思える瞬間だから。
あ、もちろんその”後”も好きだけどね?
翔くんの体温がダイレクトに感じられるから…
「力抜いてな?」
「うん…」
言われて僕は息をフッと吐き出し、僕は全身の力を抜く。
そうすると、翔くんがゆっくりと腰を進めて、僕の中に挿って来る。
「んんっ…、いった…ぃ…」
あはは…、大丈夫だと思ったんだけどな…
やっぱり痛いよ…
僕は自然とシーツをギュッと握り締めていた。
「大丈夫か? 顔、すげぇことになってるけど…」
もう!
この状況でそれ言う?
「辛かったら止めるけど?」
えっ、それは困る…
「やめないで…、僕大丈…夫…もん!」
うぅっ…、痛みで息が詰まる…