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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第4章 僕達の倦怠期


なーんて、一人メソメソ泣いてた僕だけど、やっぱり睡魔には勝てなかったみたいで…

「…あれ? あれれ?」

目が覚めた時、僕はベッドの中にいた。

それも、しっかりお着替えまで済ませて…

おかしいなぁ…
さっきまでこたつで寝てた筈なのに…
それにお着替えだってした記憶ないし…

あっ!

もしかして僕、倦怠期のショックでボケちゃったとか?

うわぁ、それ最悪じゃん…

余計に翔くんに飽きられちゃうよ…

「どうしよう…、僕もう駄目かも…」

「へぇ、何が駄目なの?」

「だからさ、ボケちゃうしさ…」

「それ前からだろ?」

それは…そうなんだけどさ…
でもお着替えしたことも忘れちゃうんだよ?

ついには幻聴まで聞こえちゃってるしさ…

「それにさ…」

「まだあんのかよ…」

「翔くんには嫌われちゃったし…」

嫌われるようなことした覚えはないけど…

「へぇ、そうなんだ? 俺、別にお前のこと嫌いになってないけど?」

うっそだぁ…

だって僕の顔みたくないから、遅く帰ってくるんでしょ?

…って、

「えっ、な、な、な、なんで? いつからそこにいるの!?」

とうとう幻覚まで…?

「あ、あはははは…」

僕、もう駄目…
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