Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第36章 第36章 僕達の引越し協奏曲
パパパッと、あっという間にパジャマを脱ぎ終えた翔くんが、僕のパジャマのボタンに手をかける。
最近…っていうか、自分から脱ぐことはあっても、脱がされることって少なくなってきてるから、ちょっとだけ恥ずかしい。
あ、勿論嬉しかったりもするんだけどね?
っていうか、こういう時の翔くんて、やたら手際良かったりするから笑っちゃう。
「良し、準備完了。始めようぜ」
お互いにすっぽんぽんになったところで、翔くんが勢い良く僕の上に跨る。
それからはもぉ…、言わずもがなって感じ?
久しぶりでめっちゃ溜まってたのかもしんないけど、積み上げたダンボールが崩れて来るんじゃないかってくらい、翔くんが激しくて…
結局、抜かずの二発…ううん、三発を発射された時点で、当然だけど僕はノックアウト。
あんなに〝中には出さないで〟って、口が酸っぱくなるくらい言ったのに、翔くんたら全部僕の中に出しちゃって…
結果、僕達は住み慣れた部屋の、使い慣れたシャワーで身体を流し、ついでに中も綺麗にして貰って…
と、まあそこまでは良かった。
シャワーを終えて、脱衣所に出たところで、僕はあることに気付いた。
「ねぇ、替えの下着…、全部ダンボールの中だ…」
下着だけじゃない。
タオル類も、雑巾以外は全部…