• テキストサイズ

Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第35章 僕達の青いチューリップ


「やっと思い出したか(笑)」

だってあの時は“結婚”の意味も分かんなかったし、“愛し合う”ってことの意味だって分かんなかったんだもん…

でも、ほんのちょっとだけ大人になった今なら、ちゃんと意味だって分かる。

「ごめん…、こんな大事なこと忘れてて…」

「本当だよ…。俺からのプロポーズ忘れるとか、ありえねぇし…」

「だからごめんてば…」

「やだ、許してやんない」

そんなぁ…、ちゃんと思い出したんだから意地悪しないでよ…

「けど…」

翔くんの腰がゆっくり動き始め、僕の視界が再び揺れ始めた。

「ちゃんと返事くれるなら、許してやらないこともない…かな(笑)」

「え…?」

っていうか、この状態でちゃんとまともに

「あ、あ、あ、あんっ…」

答えられるわけないじゃん!

なのに、

「ほら、ちゃんと言って? 智は、俺と結婚したい? どっち?」

下からの突き上げは強く、激しくなる一方で…

僕は首が取れちゃうんじゃないかってくらいに乱暴に揺さぶられながら、それでも

「した…い…、けっ…こん…、したい…。しょ…くんと、結婚…したい…」

息を切らしながら自分の想いを口にした。

そして翔くんも…
/ 628ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp