第35章 僕達の青いチューリップ

｢智、何回でもイッて良いからな｣

僕を下から突き上げながら、翔くんが言う。

けど、身体を駆け巡る快感に無心で身を委ねる僕の耳には、翔くんの声が全く入って来なくて…

だつてさ、痛かったのなんて忘れるくらい、凄く気持ちイイんだもん♪

何て言ったら良いのかな…

お誕生日っていう特別な日に、大好きな人とするエッチってさ、何か特別なんだよね(笑)

はあ…、最高♡

でもさ、でもさ、欲張りな僕だから、それだけじゃ物足りなくなってきちゃうんだよね…

あ、勿論気持ちイイし、それは本当なんだよ？←分かったから！

｢ね…、おっぱい…揉んで？｣

僕は息を切らしながら強請った。

｢いいけど…、それだけで足りるの？｣

え…？

｢だから、揉むだけで足りるのかって聞いてんの(笑)｣

えっと…、それは…

｢足りない…、かも…？｣

揉まれたら、きっと次は舐めて欲しくなるだろうし、吸ってだって欲しくなるし、それから…

ああ…、こんなのキリがないよ…

｢くく、仕方ないなぁ、智は(笑)｣

しょうがないじゃん、だって僕、翔くんとのエッチが大好きなんだもん♪

｢じゃあさ、フルコースでどう？｣

｢え…？｣

フル…コース…って、何？