Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第35章 僕達の青いチューリップ
僕は、痛いのを我慢して、ゆっくり腰を動かし始めた。
ちゃんと解してもないし、ローションだって塗ってないから、ピーが引き攣ったみたくキリキリするけど、でも…悪くないかも♡
「ね、翔くんも動いて?」
「え、で、でも…大丈夫なのか?」
「う、うん…、大丈…夫…」
…だと思う。
今までの経験上、“翔ちゃん”の先っぽから溢れるピーがローションの代わりになって、そしたら今よりうんと滑りも良くなるし、気持ち良くなれるのだって、僕は知ってるもん。
それに翔くんだって、今更僕の中から出たくないでしょ?
「ね、いいから早くっ…」
僕にサイコーのプゼレント頂戴?
僕は翔くんの胸に両手を着くと、翔くんに向かって小首を傾げて見せた。
「じゃあ…、遠慮なく…」
一瞬…、翔くんの口元がニヤッと歪んだ気がした。
けどそれって合図…なんだよね?
だって、僕が“うん”って頷いた瞬間、両手でしっかり支えていないと振り落とされてしまいそうなくらい、下から強く突き上げられて…
「え、え、え、あ、あ、あんっ…」
僕は痛いのもすっかり忘れて、上擦った声を上げた。
翔くんの手が、僕が胸に着いた手を掴む。
おかげで支えを無くした僕の身体がひっくり返りそうになるけど、でも翔くんがちゃんと手を繋いでくれてるから安心♪