Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第34章 俺達のちょっと大胆な夜
間を開けることなく、潤が俺の中に挿って来る。
俺の身体は潤の形をしっかり記憶しているし、潤が事前にしっかり解してくれてるから、それに対しての痛みは殆ど感じない。
ただあるのは、結合時のなんとも言えない圧迫感と、空っぽだった俺の中が、潤で満たされて行く…って感覚だけ。
俺はその瞬間が嫌いじゃない。
寧ろ好き…なのかも…
だっていつもは“俺様”な潤が、その時ばかりは凄く優しいから…
いや…、普段だって充分優しくしてくれてるけどね?(笑)
特別…って言うかさ、優しさの種類が違うんだよね…
きっと、こうして潤に愛されてる俺にしか分からない感覚なのかもしれないけど…
「すげ…、全部挿っちまった…」
あっという間に全体を俺の中に埋めた潤が、ポツリ呟く。
「ふふ、俺の中…熱い…?」
「ああ…、凄く熱いね…。熱過ぎて火傷しそうだよ…」
「潤も… 潤だって凄く熱い…よ…?」
熱くて熱くて…、溶かされちゃいそうだよ…
「もっと熱くなりたい?」
「え…?」
聞き返す間もなく、激しく揺れ始めた視界に、
「あっ…、あんっ…、いき…なり激し…過ぎっ…!」
俺は思わず潤の肩に両腕を回した。
だってちゃんとしがみついておかないと、船酔いみたくなっちゃいそうなんだもん(笑)