Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第34章 俺達のちょっと大胆な夜
智と二人で買い物に行って、ついでに最近オープンしたばかりのスイーツショップに寄ってから、智と翔ちゃんのマンションに向かう。
潤は何かと神経質な奴で…
ついこの間なんて、エアコンの温度1度下げただけで、「寒くない?」って言うし、匂いとかにも敏感だから、帰って来て生姜焼きの匂いなんかしてたら…
俺、秘密にしとく自信ない。
だから、練習場所には、智と翔ちゃんのマンションを借りることにした。
「智はさ、翔ちゃんの誕生日とか、特別なことすんの?」
「うーん…、特にはしないけどぉ、翔くんサプライズとか好きじゃん?」
確かに…
翔ちゃん、智の誕生日とか毎年すっごい念入りに計画練ってるもんな(笑)
智を驚かせたいのと、喜ぶ顔がみたくてさ…
でも潤はダメだ…
潤はサプライズとか…とにかく驚かされるの苦手だから、それこそ驚かせるつもりが、逆に驚かされることにもなりかねない。
けっこう面倒臭い奴なんだよね、潤て…
でもそんな奴に惚れたのは、他でもない俺自身なわけでさ…
面倒臭かろうがなんだろうが、大好きな潤のためなら、頑張れちゃうわけだ。
天邪鬼とか、色々言われるけどさ、実は単純なんだよね、俺って(笑)