Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第34章 俺達のちょっと大胆な夜
俺が智に送ったメッセージに既読がついたのは、夕方を過ぎてから。
っていうかさ、既読付くよりも前に、智はウチに来てるんだけどさ(笑)
智いわく「メッセージ打つよりも、電話した方が早いから〜」だそうだけど…既読くらいは付けろっつーの(笑)
しかも、来るなり人ん家の冷蔵庫開けて、勝手にアイス食ってるし…
「それ、潤が風呂上がりに楽しみにしてるヤツなんだけど…」
それも最後の一個なのに…
「んふ、だってこれずーっと食べてみたかったんだもん。でもさ、翔くんたらケチだからさ、買ってくれないしさ…」
いやいや、だからって人ん家の食うか?
「んで、和はどんなの考えてんの?」
「どんなの…って?」
智はいつもそうだ、主語とかそんなモンは全部すっ飛ばして、結論だけを言う。
まあ、翔ちゃんとはそれでも通じるだろうけど、俺にまでその技を使ってくるから困る。
「そんなの決まってるでしょ? ほら、和とか中とか洋とかさ、色々あるじゃん?」
ああ…、なるほどね、そういうことね…(;^_^A
「そうだな…、潤が良く作るのはイタリアンかな…」
潤が作るオリジナルパスタは絶品だ。
「ふーん…、じゃーあ、好きなお料理とかは?」
潤の好物って言ったら…、アレしかないよな(笑)