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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第34章 俺達のちょっと大胆な夜


ちょっと、のつもりだったのに、結局深く寝入ってしまったみたいで…

目が覚めた時にはとっくに昼を過ぎていた。

「流石に腹減ったな…」

のそのそとベッドから抜け出し、冷蔵庫を開けた。

健康第一主義の潤は、どんなに忙しくても、ついつい食事を疎かにしがちな俺のために、簡単に食べられる物をよういしておいてくれる。

本当はさ、俺の方が家にいる時間も長いし、俺が出来たら良いんだけど、何たって料理の腕前では潤には敵わない。

でもたまには…

そうだよな…、毎日ってのは無理だけど、特別な日…誕生日くらいは…

たた俺のレパートリーと言ったら…

基本焼くか炒めるかの超お手軽クッキングで、潤みたく手の込んだ料理なんて作ったこともなければ、作ろうとも思ったこともない。

どうしようか…

潤が作っておいてくれたサンドイッチをパク付きながら、考えを巡らせる。

あ、そうだ!

「智なら…」

俺と違って、智は料理だってほぼ毎日してるし、翔ちゃんの話し(ノロケ話しな…)だと、けっこう洒落た料理も作ってるみたいだから、智なら…

俺は早速智にLINEを送ると、スマホを握り締めたまま、既読が付くのをひたすら待った。
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