Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第33章 俺らの疑問と秘密
「それにさ、和がその…感じてないとか、直接確かめたわけでもないんだろ?」
「そ、そんなこと…聞けないよ…」
まあ、だいたいそうだろうな…
俺だって潤の立場なら…いや、相手が智だから聞けなくもねーか?
「ただ…、そういう時は、気分じゃないとは言うけど…」
「お前、それって…タイミングの問題なんじゃね?」
「タイミング…って?」
おいおい、今までそんなことも考えたことなかったのかよ…(;^_^A
「だからさ、あんだろ…シタイ日と、シタクねー日ってのがさ…」
「俺はいつだって和とシタイけど…」
お前はな…!
「お前はそうでも、和はそうじゃなかった…ってことだろ?」
つか、和も大変だな、こりゃ…
「で、でも、俺が求めれば、ちゃんと応えてくれるって言うか…」
そりゃそうだろうよ…
人間の身体なんてモンは、ちょっとした刺激にだって、敏感に反応するように出来てんだから。
特に、その先にある快楽を知った身体は、な…
尤も、そこには互いを思い遣る優しさだったり、愛情であったり…?が最低条件ではあると思うけど…
「例えば…さ、気持ちでは応えたい、って思ってても、身体はそうじゃない時だってあんだろ…」
抱く方に比べて、抱かれる方ってのは、身体にだってそれなりの負担をかけることになるし…