Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第33章 俺らの疑問と秘密
ズンとした圧迫感と、ヒリッとした痛み…
何度か経験はあるものの、やっぱり慣れない。
俺はなんとかその違和感とも言える感覚から逃れようと、腰を捩るけど、腰に回され、なんなら俺のアイツを握ったままの潤の手がそれを許さない。
「は、は…ぁ…、じゅ…、やっぱムリ…っ…」
「そんなことないでしょ? だってここは超正直だよ?」
「そ、それは…」
最早言い訳のしようもないけど…
「それに…、翔さんて意外と敏感なんだね?」
「そ、そんなことは…」
ないとは言えないけど…
確かに自分で思った以上に自分が敏感なことは、なんとなーく感じてるけど…
でもこの場合、簡単に認めてしまうわけにはいかなくて…
「指…抜けって…」
俺の中をグリグリと掻き混ぜ始めた潤の手首を掴んだ。
でもそんなの無駄な抵抗もいいとこで…
「嘘ばっかり…」
潤の指が更に一本(なのか…?)増やされ、奥へと奥へと押し進み始めた。
ヤ、ヤバい…、それ以上行ったら…
智に触れられて初めて知った、最も“いいとこ”に指が当たってしまう。
そんなことになったら、もう…
「だ、ダメだ! も、もうこれ以上は、ダメだ」
俺はどうにかこうにか潤の手から逃れると、疼きを感じる前と後ろを、大きな枕で隠した。