Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第33章 俺らの疑問と秘密
「そのままじゃ辛いでしょ? 顔…超苦しそうだよ?」
「う、うる…せぇ…!」
図星を指された俺は、最早返す言葉すら出てこない。
いつだってストレスフルな状態より、ストレスフリーな状態の方が、当然良いに決まってるからな?
でもな…
「お、俺っ…、トイレ…行ってくっから…」
潤を押し退け、勢いよくベッドから起き上がった俺は、若干…いやかなり前屈みかつ内股になりながら、ヨタヨタとトイレに向かった…つもりだったんだけどな…
後一歩の所だった筈なんだけどな…
まさか一瞬で、ベッドへとテレポーテーションするとは…普通思わねえだろ!
「お、おい…って…、も…これ以上は無理だって…」
後ろから抱きかかえられた俺は、ベッドに俯せの状態にされ、腰(いや、正確にはケツか…?)だけを突き出した格好で…
肩越しに潤を振り返ると、潤は既にスラックスを下ろした状態になっていて、ド派手な紫のブーメランパンツからは、潤のMr.MJがチラッと顔を覗かせては、俺の様子を伺っていた。
つか、前から思ってた事だけど、Mr.MJ…、潤の濃ゆい顔に似合わず、可愛くね?(笑)
って、関心…いや、見とれてる…でもなくて、とにかく今俺には、人生最大のピンク…いや、そうじゃなくて、ピンチが迫っているってことは、紛れもない現実のようだ。