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Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】

第32章 僕達のバブリーナイト


「なあ…、それってさ…、俺が、ちゃんと理想のパパになれるかどうか、試したってこと?」

顔なんて見なくたって声で分かる…、翔くん怒ってるよね…。

でも僕だって真剣なんだもん。

「そうだよ? だめ? だってさ、翔くんたら、いっつもエッチすることばっか考えてるじゃん…、だから僕が不安になっちゃうんじゃん」

もし僕達の所に赤ちゃんが来て、でも赤ちゃんそっちのけでエッチばっか…なんて、僕は嫌なんだもん。

「あんな…、俺だってそう四六時中エロいことばっか考えてるわけじゃねーし…」

「嘘…。だって僕の顔見ると、すぐ変態さんモードなななるじゃん…」

現に今日だって…

「へ、変態って…。ま、まあ…、あながち間違ってもないけどもだ…」

ほら、やっぱり僕の思った通りだし…

「ただな、俺がどうして、その…変態モードになるか…っつーとだな…」

「エッチなことばっか考えてるからでしょ?」

だから、僕の顔見た途端に、スイッチが入っちゃうんでしょ?

「いや、だから最後までちゃんと人の話聞けって…」

業を煮やし過ぎちゃった翔くんが、僕の両肩を掴み、それまでとは違った、超真剣な顔をする。

だから僕も、滅多にすることのない真面目な顔をして、正面の翔くんを見上げた。
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