Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第32章 僕達のバブリーナイト
暫くしてリビングに戻って来た翔くんの手には、夏祭りの時用に買っておいたサラシが握られていて…
「バ…ブブ…?(それどうすんの?)」
首を傾げて翔くんを見上げる僕。
そんな僕に、翔くんは超不敵な笑みを向ける。
なんだかイヤな予感しかしないんですけどぉ…
ゴクリ…と息を飲んだ僕の目の前に、真っ白なサラシがヒラリと舞った。
「ブブッ…!(まさか!)」
と思ったのも束の間、僕の両足首が捕まれ、ガバッと開かれた両足の間に、翔くんが胡座をかいた。
「バ…ブブ…?(何…すんの?)」
「くくく、んな顔しないの、さとちゃん♡」
さ、さ、さ、さとちゃん!?
翔くんとは、かれこれ二十年近い付き合いになるけど、さとちゃん… なんて、今まで呼ばれたことない。
しかも♡マークまで…
「さ、さとちゃん、おむちゅかえまちょうね?」
へ、へ…?
お、おむつ…って…、うそでしょー?
「ブブブ、ブーッ!(ちょっと、翔くん!)」
ハーフパンツのウエストにかかった翔くんの手を掴むけど、こんな時に限ってウエスト総ゴムだし…
結局僕の抵抗(?)虚しく、ハーフパンツと下着が一気に膝までずり下ろされ…
「バ、バブゥッ…(きゃん…)」
僕は咄嗟に、ピョコンと飛び出た息子くんを両手で隠した。