Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第32章 僕達のバブリーナイト
「こーら、隠しちゃったらオムツ替えれないでちゅよ? 手、どけよーね?」
うわわわわっ…、翔くんの赤ちゃん語なんて初めて聞いたよぉ…
とっても優しい口調と声なんだけど、ちょっと怖いよ僕。
だって翔くん、絶対変なスイッチ入っちゃってるもん!
その証拠に、やんわりどけられた僕の手は、翔くんのネクタイでしっかり一纏めにされ、オープン♪になった僕の下半身には、不器用な翔くんにしては珍しく、手際良くサラシが巻き付けられた。
ってゆーかぁ、これじゃ“オムツ”ってゆーより、“ふんどし”?
しかも、糊が効いてるからか、めっちゃゴワゴワしてるし…
「よーし。できまちたよ〜。オムツ替えてサッパリでちゅね〜」
ってさ…、サッパリも何も、僕別におもらしとかしてないし…!
これってもう、完全に変態モード入っちゃってるよね、翔くん…
不安になった僕は、キャンディー部分がなくなったおしゃぶりをペッと吐き出すと、大きく深呼吸をした。
勿論、翔くんに抗議しようと思ってね?
でも変態モード突入状態の翔くんは…
「おやおや〜? さとちゃんダメじゃないでちゅか、おしゃぶり落としちゃ…」
ニヤリと笑ってから、床に転がったおしゃぶりを拾い上げた。