Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第31章 俺達のDIYライフ
シャツの裾がゆっくり捲り上げられ、俺の上半身が小洒落た間接照明の下に晒される。
潤に見られてる…
そう思うだけで心臓がバクバクする。
なのに潤ときたら…
「服脱がして、それからどうするんだった?」
ってさ、ホント意地悪なんだ。
「だから、和のお、お、お、おっばい舐めて…」
はあ…、もう俺顔から火が出そうだよ…
なんて一人悶絶必死の心境の俺を他所に、潤の手が俺の脇腹をスルリと撫で、丁度胸の辺りに吐息を感じたと思ったら、
「あ、ああっ…、そん…な…っ…」
胸の先をカリッと甘噛みされて、俺の身体がフカフカのベッドの上で跳ね上がった。
「いや…、それっ…、だめっ…」
「どうして? 和が言ったんだよ? “おっばい舐めて”って…」
言ったよ…?
言ったけどさ…、俺は“舐めて”って言ったわけで、“噛んで”とは言ってない。
でも…、気持ちいい…かも…
「ね…、お願い…、一個だけじゃ…いや…。もう一個もして?」
もうこうなると恥ずかしいとか言ってらんないよね…
俺は顔を覆っていた手を離し、潤の手首を掴むと、自分の胸元まで引き寄せた。
そして潤の意思ではなく、俺自身の意思でその手を動かし…
「あっ…、ああっ…、気持ち…いいよ…」
身体を震わせた。