Wonderful Life〜素晴らしき日常〜【気象系BL】
第31章 俺達のDIYライフ
「わ、分かった…」
智みたく(←だから比べる対象間違ってるから!)上手く出来るか分かんないけど、やってみるしかない…よね?
俺はガッツリ萌え袖になった手をキュッと握り、口元に当てると、しっかり上向いた視線を潤の唇に向けた。
「お願い…、キスして?」
ゴクリ…、と潤が息を呑むのが分かった。
ってことは、“正解”ってことでいいんだよね?
それなら…
「あのね、和のここにチュッてして欲しいの…。だめ?」
「ダ、ダメじゃない。してやる、和の唇が腫れ上がるくらいしてやる。だから、目閉じて?」
いやいや、そこまではしてくれなくていいんだけどね?
でもそんなことも言えないから、俺は黙って瞼を閉じて、唇をツンと突き出した。
潤の手が顎にかかり、クイッと持ち上げられたかと思うと、チュッ…どころかブッチューと潤の唇が俺の唇に吸い付いて来た。
角度を変えながら、何度も何度もね?
で、そのうち当然のように俺の唇は押し開かれ、潤の舌先が俺の咥内で荒れ狂うように暴れ始めた。
そうなるとさ、可愛子ぶりっ子なんてやってらんないよね…
「ん…むふっ…、ん、ん…」
気付けば俺の舌先は、負けじと潤の咥内で暴れ回っていた。